通信制高校と通信制サポート校の違い

「通信」を利用した教育を行う「通信制高校(公立・私立)」は、生徒一人ひとりに合ったペースで高校の卒業資格を目指せる方法です。この通信制高校とは別の「通信制サポート校」は、通信制高校に通う生徒へ学習・精神的支援をメインとする場所です。

名称が似ているため「通信制高校と通信制サポート校?どう違うの?」と混乱してしまう人も多いと思いますが、2つの内容は法律的にも全く違う定義になっています。知っているようで実は知る人の少ない通信制の仕組み…こちらでは、通信制高校と通信制サポート校の違いについて、簡単にご紹介します。

【通信制高校と通信制サポート校の違い!その①】「高等学校」かどうか

【通信制高校と通信制サポート校の違い!その①】「高等学校」かどうか
それぞれの位置づけや目的が異なっている通信制高校と通信制サポート校の大きな違いは、「高校卒業の資格が取得できる学校かどうか」という点です。一般的に、通信制高校は学校教育法で定められた「高校卒業のために、3年以上の在籍期間を満たす」という内容に則っており、レポート・スクーリング(面接)・テストで必要な基準を満たすことによって高卒資格を取得できます。

その一方で通信制サポート校は、あくまで塾や予備校のような位置づけになっており、“高等学校”として定められているわけではありません。通信制高校に通う生徒がスムーズに単位取得できるようサポートすることが主な目的になります。そのため、仮に通信制サポート校だけに入学し、スムーズに卒業できた場合でも、「高卒」の資格取得はできないようになっています。

通信制サポート校の大半は、通信制高校と提携しているパターンも多くあります。通信制で高等学校卒業を目指す場合は、サポート校への同時入学をすることで、自習学習スタイルでも楽しく勉強をすすめられます。

まとめ・通信制高校と通信制サポート校の違い①

  • 通信制高校:高等学校として位置づけされているため、高校卒業の資格が取得可能
  • 通信制サポート校:塾や予備校のような位置づけで学びの提供場。サポート校の卒業だけでは高卒資格は取得できない
  • 通信制高校とサポート校の提携学校も多いため、事前に調べることが大切

通信制で高等学校の卒業資格取得を考えている生徒・親御様の中には、通信制高校と通信制サポートの違いがあやふやな状態で入学手続きを行い、入学後に各校のシステムや違いに戸惑うケースも少なくありません。

通信制高校と通信制サポート校を上手く利用し、高卒資格を取得するためにも、2校の仕組みをきちんと知ることが重要です。まずは、気になる学校に資料請求を申し込み、資料を手元に取り寄せましょう。

【通信制高校と通信制サポート校の違い!その②】運営している組織が違う

【通信制高校と通信制サポート校の違い!その②】運営している組織が違う
通信制高校と通信制サポート校の違いに「高等学校かどうか」が挙げられましたが、実はこれ以外にも「学校の運営母体」という違いがあります。

通信制高校には、全日制と同様に公立と私立が存在します。この場合の運営組織として、公立は都道府県、私立の場合は私立高校などが運営母体に挙げられます。

それとは別の通信制サポート校は、専門学校や予備校、学習塾などの教育関連の学校法人が母体となっていることが多く、各校によってコースや特色が異なる運営が行われています。

また、通信制サポート校は一般的な高校の授業を行う通信制高校(公立・私立)とは違い、普通の高校では学べない専門科目分野(デザイン・芸能・美容・スポーツ・IT)コースが用意されています。民間の教育機関として、通信制高校での単位取得・進級・生活面でのサポート支援を行ってくれる点も特徴でしょう。

全国で約200校以上あるサポート校は、それぞれ母体や内容も様々ですので、事前の情報チェックをおすすめします。この機会に、資料請求の取り寄せを利用してみませんか?

まとめ・通信制高校と通信制サポート校の違い②

  • 通信制高校の母体:公立は都道府県、私立は私立高校であることが多い
  • 通信制サポート校の母体:専門学校・予備校・学習塾と様々

【通信制高校と通信制サポート校の違い!その③】学費(授業料)が違う

【通信制高校と通信制サポート校の違い!その③】学費(授業料)が違う
通信制高校と通信制サポート校を利用する場合、授業料・学費の違いも重要なポイントです。こちらでは金額を簡単にご紹介いたしますので、大まかな目安としてご活用ください。

通信制高校の年間学費(授業料)は、1単位ごとの計算することが多いのが特徴です。通信制高校は公立と私立に分かれていますが、どの高校を選ぶかによって金額も異なります。

例えば、公立は1単位が約180~1200円(年間2~3万円が必要)で、卒業には10万円程度が必要です。また、私立は1単位が約5000~12000円(年間20万円以上が必要)で、就学支援金を利用した際も、18万円ほどの金額が必要になります。

もう一方の通信制サポート校は、通信制高校とは別で学費(授業料)が発生するのが主ですが、通信制高校との提携や通学ペース、カリキュラム内容などの選び方によって、年間学費(授業料)が変わります。

しかし、サポート校の中には通信制高校の学費がセットになっているところも多く、かかる負担(金額)をある程度調整することもできます。その他、通信制サポート校へ通学するペースを週1~5回で考えた場合、大まかな金額として初年度(入学金込み)約30万~約80万といった学費が必要です。

通信制サポート校の学費は通信制高校の学費とは別ですので、検討されている方の中には「金額の負担が大きい」「入学が難しい」と感じる人も多いでしょう。けれども、通信制高校を公立・私立どちらかを選ぶか、学校独自の奨学金制度があるかによって、学費(授業料)を抑えられるという点も、覚えておきたいポイントです。

まとめ・通信制高校と通信制サポート校の違い③

  • 通信制高校の学費は公立か私立かで金額が違う
  • 通信制サポート校の学費は、通信制高校の学費とは別(※学校によっては、通信制高校の学費に含まれているケースもある)
  • 学校独自の奨学金制度が利用できることも多い

通信制高校と通信制サポート校は、「高等学校卒業」の資格取得に役立つ高校教育課程の一つです。自分のペースで勉強したい方、いじめや不登校が原因で通学が困難な方、自分の将来に向かって努力したい方…すべての方に“学びの場”を提供していますので、高卒を目指す方は無料資料請求から始めましょう。